粟新について

伝米香味煎菓

粟新は創業1892年、「伝統と革新のあるお米の味と香り」を大切にしている大阪住吉の粟おこし屋です。

伝
Heritage

縁起ある伝統菓子天下の台所と呼ばれた大阪は、米や砂糖の集積地でした。
腹持ちが良く、神饌として供物にもされた粟おこしは、
　身を起こし　家を起こして　国を興す
と謳われた縁起のある大阪の伝統菓子です。

素材から作る粟おこしは、素材が風味を決めるとてもシンプルな菓子です。
粟新は、軽い食感をつくるために厳選した米にたっぷり水を含ませながら蒸し上げるなど、粟おこしの素材づくりをいちから行う大阪で唯一の工房です。

手づくりで生み出す粟新の粟おこしを噛みしめた時に立ち上がる、米の香り。
全ての工程をひとつづつ丁寧に手で進めることで生み出しています。

手を抜かず、着実に蒸米を乾かし、細かく砕いた糒ほしいいは、焙炉ほいろでさらに熱を加えてから焙煎ばいせんします。米をしっかり乾燥させるこのひと手間で、煎じた米が充分に膨らみ、ひときわ軽い食感と芳ばしさを引き出します。

じっくり、深く粟新は特に焙煎にこだわっています。じっくり、深く、丁寧に煎り上げることで、食感が軽くて芳ばしい、独特の粟おこしが生まれます。

千年続く伝統深く煎った米に、炊き上げた砂糖と水飴、そしてさまざまな風味を加えて、粟新の粟おこしは出来上がります。
藤原道真公も唸らせた、千年以上前から続く大阪の伝統銘菓です。